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平成18年(2006年)第3回定例会 意見書案第56号

意見書案第 56 号
保険で安心してかかれる医療を求める意見書

上記意見書案を別紙のとおり提出いたします
平成18年9月4日提出

提出者 長沼町議会議員 松本 修二
賛成者 長沼町議会議員 高瀬 武久

長沼町議会議長 駒谷 広栄 様
 
保険で安心してかかれる医療を求める意見書

政府・厚生労働省は2002年10月の高齢者の患者負担増、2003年4月の健康保険本人3割負担に続いて、本年は先の国会において「医療制度改革関連法」が成立し、高齢者負担・患者負担が引き上げられました。

2007年から団塊世代が定年退職を迎え、高齢化がピークとなる2025年に向けて、高齢者から保険料を徴収する「高齢者医療制度」が創設されることになりました。

加えて、長期入院の食費・居住費も患者負担にすることや、一般入院の食事療養費の減額、風邪薬やビタミン剤漢方薬などを保険給付の対象から外すこと、風邪や腹痛などの低額な医療は全額患者負担にすることなど、大幅な患者負担増となっています。

さらに、患者負担増にとどまらず、政府管掌健康保険、国民健康保険、高齢者医療制度などの医療保険制度を都道府県単位を軸に再編し、国の運営責任と財政負担の軽減ともに、医療保険ごとに医療費抑制を競わせ、成果の上がらないところには補助金の削減などペナルティーを課すことが盛り込まれています。

高額な患者負担を求め、強引な再編計画による抑制は、患者の医療を受ける権利を脅かし、病気の早期発見・早期治療をさまたげ、重症化による医療費の増加を招く恐れがあります。

「保険で安心してかかれる医療を」というのは、国民共通の願いです。

以上のことから次の事項について強く要望します。
 
  1. 健保3割負担を2割にもどすなど患者負担を軽減すること。
  2. 入院時の食事、部屋代などの患者負担を軽減すること。
  3. 高齢者の患者負担と保険料の引き下げを行うこと。
  4. 必要な医療は公的医療保険で保障し、保険のきかない医療行為を増やさないこと。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

平成18年9月4日
長沼町議会議長 駒谷 広栄

提出先
内閣総理大臣・厚生労働大臣 各通

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