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子宮頸がん予防接種

ヒトパピローマウイルス感染症予防接種

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症とは

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマなど多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
日本では毎年、約1.1万人の女性が罹患し、約2,900人の女性が亡くなっています。HPVワクチンにより、ヒトパピローマウイルスの感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診を併用することで、がん予防効果の拡大が期待できます。

HPVワクチンの定期接種について

対象者

本町に住民登録をしている方のうち、以下に該当する方
  • 小学6年生~高校1年生の年齢に相当する女性
(標準的な接種期間:中学1年生相当の年齢の女性)

標準的な接種期間に該当する対象者には、4月下旬に通知をお送りします。
積極的勧奨の再開に伴い、接種機会の確保の観点から、キャッチアップ接種の期間中に接種の対象から新たに外れる世代(平成18年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性及び平成19年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性)についても、順次キャッチアップ接種の対象となり、令和7年3月31日まで接種期間が延長されます。

・平成18年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性
 令和4年度:通常の定期接種期間
 令和5年度:キャッチアップ接種期間
 令和6年度:キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで)

・平成19年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性
 令和4年度:通常の定期接種期間
 令和5年度:通常の定期接種期間
 令和6年度:キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで)
 

  • キャッチアップ接種対象者の方
令和5年度キャッチアップ接種対象者:平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性
キャッチアップ接種期間:令和4年4月1日~令和7年3月31日

接種費用

無料
※接種当日に対象年齢、対象期間を過ぎている場合には有料となります。

接種方法

2価ワクチン(サーバリックス)

【接種回数】3回

【標準的な接種方法】
1ヶ月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種

【上のとおり接種できない場合】
1回目の接種から1か月以上の間隔をあけて2回目を接種し、1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をあけて3回目を接種することができます。(1年以内に3回の接種を完了することが望ましいとされています。)

4価ワクチン(ガーダシル)

【接種回数】3回

【標準的な接種方法】
2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種

【上のとおり接種できない場合】
2回目の接種は1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて、3回目の接種は2回目接種から3か月以上の間隔をおいて接種することができます。(1年以内に3回の接種を完了することが望ましいとされています。)

9価ワクチン(シルガード9)※令和5年4月1日~

<3回接種の場合>
※15歳以上で1回目を接種する場合には3回接種となります。
※15歳未満で1回目を接種する場合にも3回接種することは可能です。
 

【標準的な接種方法】
2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種

【上のとおり接種できない場合】
2回目の接種は1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて、3回目の接種は2回目接種から3か月以上の間隔をおいて接種することができます。(1年以内に3回の接種を完了することが望ましいとされています。)

<2回接種の場合>
※15歳未満で1回目を接種する場合に限ります。

【標準的な接種方法】
1回接種後、6か月の間隔をおいて2回目を接種

※通常6か月~12か月の間隔をおいて接種しますが、6か月以上の間隔をおいて接種できない場合、2回目の接種は1回目の接種から少なくとも5か月以上の間隔をおいて接種することができます。(13か月後までに接種を完了することが望ましいとされています。)

※5か月未満で2回目を接種した場合には、3回目の接種を実施します。

2価・4価ワクチンと9価ワクチンの交互接種について

HPVワクチンは、同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則ですが、2価または4価ワクチンを用いて1回または2回接種した方が、9価ワクチンにより残りの回数の接種を行う接種方法(交互接種)についても、安全性と免疫原性が一定程度明らかになっていることや海外での取扱いを踏まえ、適切な情報提供に基づき、医師と被接種者などがよく相談したうえであれば、実施して差し支えありません。

2価ワクチンと9価ワクチンでは接種間隔が異なっていますが、交互接種を行う場合、9価ワクチンの接種間隔で行います。

【例:1回目に2価ワクチンを接種した方の場合】
1回目から2か月の間隔をおいて2回目接種、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目接種

※上のとおり接種できない場合、2回目の接種は1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて、3回目の接種は2回目接種から3か月以上の間隔をおいて接種することができます。(1年以内に3回の接種を完了することが望ましいとされています。)

接種場所

長沼町が指定する医療機関
長沼町予防接種実施医療機関一覧PDF(322.58 KB)

※やむを得ず指定医療機関以外での接種を希望する場合は、保健福祉課保健係までご相談ください。

HPVワクチンの接種による効果と副反応

効果

HPVワクチンについては世界保健機関(WHO)が接種を推奨し、多くの先進国では公的接種されています。2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類(16型・18型)のヒトパピローマウイルス(HPV)に予防効果があります。
9価ワクチン(シルガード9)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類(31型、33型、45型、52型、58型)のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

副反応

比較的軽度の副反応は、一定の頻度で起こることが知られており、ワクチン接種後に、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神などの症状について報告があります。

13歳以上16歳未満のお子さんの保護者の同伴について

13歳以上16歳未満のお子さんに限り、あらかじめ保護者の同意が確認できた場合は、保護者の同伴がなくても接種が可能です。
※16歳以上の方については、保護者の同伴及び同意は不要です。
 

【13歳以上16歳未満のお子さんの保護者が同伴しない場合に必要なこと】
  1. 保護者の方は、あらかじめ「説明書」をよく読んで、予診票裏面の「保護者自署欄」に署名をしてください。
  2. 「予診票」の保護者自署欄にも署名をしてください。
  3. 接種当日は、接種を受けるお子さんが、1、2の両方を持参して医療機関に提出してください。

※保護者の方は必ず説明書をよく読み、その内容を十分理解したうえでお子さんの接種について判断してください。同意書と予診票に保護者の署名がない場合、予防接種を受けることはできません。

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お問い合わせ

保健福祉課保健係
〒069-1315
北海道夕張郡長沼町南町2丁目3番1号
電話:0123-82-5555
FAX:0123-82-5070
メールでのお問い合わせはこちらから

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